木材には、グレード(等級)があります。
節が少なく希少価値の高いものは、グレードが高く、価格も高くなります。
その他、芯を含むもの含まないもの【芯持・芯去「芯持は桁梁などの構造材に」】、板を製材したときに現れる木目模様が山形や筍状に見えるもの(板目)、木目が平行に並んでいる高価なもの(柾目)など木材には様々な種類がありグレードが変わってきます。
また、天然木は、1本1本全て違い、その全てがとても魅力的です😄
目合い・目通り・色・艶・肌目・素性・カスリなどの違いを感じてみてください。
もっともっと、木を好きになって頂けるものと確信しております😄
山形模様の
板目
平行な直線模様の 柾目
用途やお好みに合わせた木材をお選び頂くため、弊社はお見積の際、メール等で詳しい打ち合わせを心がけております。お見積もりは無料ですのでお気軽にご相談ください。
(ご希望により電話対応も致します)
お見積もりは必ず荒寸(未加工寸法)にて致します
柔らかい木は加工しやすく(滑りもいい)、ささくれも少なく乾燥すると軽くなりますが、傷が付きやすいのが特徴です。【杉・銀杏(イチョウ)・桐(キリ)・クロマツなど】
硬い木は加工しにくく(滑りにくい)、素針が立ち易く乾燥材でも重たいですが、傷や衝撃に強いのが特徴です。【ウリン・イぺ・アピトン・欅(ケヤキ)・樫(カシ)・ナラ・タモ・栗など】
ヒノキ科の米ヒバは、国産ヒノキと同じで中間よりやや硬めですが、とても加工しやすい木です。
更に、国産材と違い最初から含水率(「立ち木」自体に含まれる水分量)が低いので生材でも軽く扱い易い為、特に社寺などの彫刻材に定番として扱われます。
KD材(人工乾燥)は機械にて強制乾燥させるので建築後に狂い・歪み・縮みが起こりにくくなりますが、一気に強度をMaxにもっていくので年数に比例して強度が低下していき、乾燥のプロセス(温度・方式等)によっては木の繊維が断裂を起こす為、稀に折れる事もあります(高温乾燥)。
その為当社のベイヒバは、Green材”生材”(含水率25~30%前後)やAD材(Air Dry)”天然乾燥”(含水率20%以下)のみ取り扱っており、KD材(Kiln Dry Wood)”人工乾燥”(含水率9~13%以下)は取り扱っておりません。
AD材は狂い・歪み・縮みの確率をゼロに出来ませんが、一番、強度や寿命を高める事が出来ます。
昔の家に隙間が出来るのは、生材で建築していたからですが、現代と違い、建て始めて完成するまで今の何倍も時間が掛かる為(1年ぐらいはザラ)、モノによっては半乾燥ぐらいになっていたとも言われています。
木の中心、芯からくる芯割れ
木の長さを切ったときの切り口(小口)にできる
小口割れ
米ヒバは、檜科なので、ヒノキと同じように、タワシやブラシで擦ると、摩擦で表面が毛羽立ち、濡れると、とても滑り易くなる為、かなり転倒しやすくなります👆
ですからメンテナンスにブラシ等を使用するのはご遠慮いただき、雑巾がけをしてください。
フローリングと同じように濡れ雑巾等のご使用をお勧め致します。
いちど毛羽(ケバ)だった木はなかなか元通りにはなりません。
もし修繕をご希望であれば、方法としては檜(ひのき)同様、鉋(かんな)のような刃物で削り直してください。
その上からフッ素などのコーティング剤で、コーティングすると、モチが良くなります。
木材本来の、香りや風合いを楽しむのであればコーティングは出来ないので、毛羽だった箇所だけでなく、全体を均等にカンナなどで削って下さい。